2020年8月26日News

TRI-AD、グローバル・オープンイノベーション・プログラム「SmartCityX」に参画

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新体制に向け、既存の領域を超えた新事業立ち上げおよびパートナー探索機能を強化

トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社(本社:東京都中央区、CEO:ジェームス・カフナー、以下「TRI-AD」)は、Scrum Ventures LLC(以下「スクラムベンチャーズ」)が主催するグローバル・オープンイノベーション・プログラム「SmartCityX」に参画します。本プログラムは、生活者目線で価値の高いサービスおよびアプリケーションを共創し、社会課題の解決にとどまらず、より豊かで充実した暮らし、ウェルビーイングの実現に取り組むものです。

当社は本プログラムへの参画を通じて、既存領域を超える新事業立ち上げおよびパートナー探索機能の強化を図り、新しい価値を早期に実現していきます。

背景および目的

当社は事業をさらに拡大・発展させるため、 2021年1月より持株会社ウーブン・プラネット・ホールディングスおよび事業会社ウーブン・コア、ウーブン・アルファの新体制へ移行します。新体制下では、これまで取り組んできた自動運転技術の確立に加え、「人」、「モノ」、「情報」のモビリティを全てのお客様に届けるために、Woven City(ウーブン・シティ)、Arene(アリーン)※1、Automated Mapping Platform※2など、新たな価値を創造する事業機会を探索していきます。

当社は本プログラムへの参画により、スクラムベンチャーズやパートナー企業5社を始めとする企業との交流を深めつつ、世界中の最先端のスタートアップとともに、将来の事業化および具体的なサービス・アプリケーションの社会実装に取り組んでまいります。

SmartCityX全体像

公式ウェブサイトURL:https://www.smartcity-x.com/

スマートシティXの概要

VP(Business Development and Strategy)西城 洋志のコメント

「今回の新型コロナウイルスや豪雨災害は我々に生活の質を維持・改善する為に様々な技術が寄与する事、同時に更なる技術やサービスの必要性を再認識させました。このSmartCityXは参画各社の事業・技術領域を超えて人中心の価値創造を行う機会と考えております。」

スクラムベンチャーズ概要

  • 会社名:Scrum Ventures LLC

  • 代表者:ジェネラルパートナー宮田拓弥(創業者)

  • 本社所在地:米国・サンフランシスコ市

  • 設立日:2013年2月

  • 業務内容:ベンチャー投資事業、新規事業創出スタジオ事業、オンラインプラットフォーム事業

  • URL:https://scrum.vc/ja/

注釈

※1 Arene(アリーン):プログラム可能なクルマづくりを目標として、TRI-ADが開発するオープンなプラットフォーム。クルマの安全性に必要な要素やAPIを包括し、コンセプトから実装までのスピーディな開発を繰り返し行うことができる。また、 開発者やOEM企業は高い安全性と セキ ュリティを維持しながら、ソフトウェアをアジャイルな方法 で継続 的にアップデートすることが可能になる。

※2 Automated Mapping Platform(AMP):様々な企業から自動運転車両のデータを共有してもらい、高精度の地図を作成、共有するオープンなソフトウェアプラットフォーム。

トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社について

トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社(TRI-AD)は、トヨタがめざす「全ての人に移動の自由を」を実現するための革新的な製品の開発を目的とし、2018年3月に東京に設立されました。自動運転に関連する新しい技術と、先進的で 安全なシステムを世界中の人々に届けることをミッションとしています。トヨタが新たに発表したWoven Cityにおいても、スマートシティのデザイン、コネクテッドモビリティ、ロボティクスの技術をトヨタやパートナーの方々と実証していきます。TRI-ADについての詳細は、こちらをご参照ください。https://www.tri-ad.global/jp/